実写ラピュタと話題の『友ヶ島』に行ってみた in和歌山
最近、廃墟がブームというのをどこかの誰かが言っていた
今回行ってみた友ヶ島の廃墟は、かのジブリの名作『天空の城ラピュタ』の建物と雰囲気が似てるというのだ
そして、ゲーム『SIREN 2』と『デスクリムゾン』の舞台のモデルになったそうな…
せっかくだから、俺はこの友ヶ島に行ってみるぜ!
和歌山県の加太港から汽船が出ています
往復2000円なり
ちなみに片道切符もあります
港で釣りをするおじさんに見送られて出港
ゆらゆら揺られて20分くらいで到着
平日なので船内はご高齢の方ばかりで若い者は私含め3人くらい
船は立ちっぱなしだったんだけど、 波が高くてなかなかに怖い
今回の散策は3時間くらいなので島の西側だけまわります
1日かければ島全部まわれるのかな
西側が観光地、東側は秘境といった雰囲気だと思います
東側行ってないからわからんけどそんな感じ
ここは無人島、舗装路などないのだ
友ヶ島は旧日本軍の要塞跡があり、それが良い雰囲気の廃墟となっている
桟橋から10分ほど歩くと第2砲台跡に到着です
なんとも綺麗な煉瓦作り
敵の攻撃を受けた影響でボロボロ……というわけではなく、終戦後故意的に爆破したそうです
三匹の子豚に出てくる狼からの攻撃に耐える煉瓦作りもさすがに爆弾ではひとたまりもない
狼は爆弾を用意すべきだったのだ
崩壊のおそれもあるので中には入れません
崩壊しているのもまた趣がある
その後はヒーハーヒーハー息を切らして山を登って第1砲台跡と友ヶ島灯台へ
第1砲台も中には入れません
人が入らないから草に覆われて神秘的……
日本で8番目に作られ、初点灯から145年経った今も現役のおじいちゃん灯台です
灯台の麓にプライベートビーチ発見
潮が速いから泳いだら死ぬだろうね
灯台からは山下り
なんか桟橋から離れれば離れるほど道が過酷になっていく
ちなみに友ヶ島にはリスがいて、この日も2匹見ることができました
ほかに孔雀もいるそうな
広いところに出た
キャンプするひとはここでできるみたいですね
再びフーヒーフーヒー息を切らしながら登山、メタボ候補生には辛い
雰囲気はラピュタというよりトトロ
木が避けていく!ってやつ
灯台から30分ほど歩いて旧海軍聴音所跡に到着
なにする場所だったんでしょうか、たぶん「聴音」するところ
説明の看板とかなんもないからわからぬ
中の壁には誤った青春の爪痕である落書きが多数
ここはみんなスルーしていく場所のようで人がいない
次は友ヶ島のメインと言われている第3砲台
きれいだねぇ
この第3砲台には物資を保管していた地下室があります
真っ暗でまじやべぇ
携帯の懐中電灯アプリで照らして進んでいたけど、携帯の電池がなくなっていたら帰ってこれずに屍人になっていただろう
ストロボ撮影カシャッ
さらに先を進むと人通りが皆無に
時代に取り残された場所
さらにさらに進むとパンフレットでみた弾薬支庫跡にきました
穴は全部部屋でもちろんはいれます
キャンプで1泊する人は肝試しに是非
私は死んでもやりません
なんたって『SIREN2』の舞台ですから
その後は砂利道を下って桟橋に戻ってきましたとさめでたしめでたし
合計3時間島にいましたけど、じっくり休憩することはありませんでしたね
じっくり過ごすなら1日いてもいいかも、他の隣の島に行ったりね
友ヶ島に行く人はハイキングシューズ履いていきましょう、コンクリート歩くことはないです
それと水分
桟橋に自販機がありましたけど、自販機はそこだけですんで持っていくのが無難ですな
僕が行ったラピュタは空を飛んでなかったし、ロボット兵もいませんでしたが、とても魅力的なところでした
これを機に廃墟に目覚める可能性が……?